温室効果ガス排出量

クライメート・コンサルティング合同会社
Climate Consulting, LLC

地球温暖化の影響と対策に関するコンサルティング

| HOME | Emission |

更新日 2014-11-26 | 作成日 2008-06-25

温室効果ガス排出量



急激に増加する世界の二酸化炭素排出量
Carbon Dioxide Information Analysis Center, Oak Ridge National Laboratory より

Emission.png
図 化石燃料の消費に伴う世界の二酸化炭素排出量の変化(1750年〜2005年)

世界の二酸化炭素排出量(上図)は、19世紀中頃から増加をはじめ、20世紀半ばから急激に増加しています。
この図は、石炭や石油などのいわゆる化石燃料を燃焼した際に発生する二酸化炭素の排出量を示しています。
産業革命や世界大戦の終結等を契機とする経済発展によって、世界の二酸化炭素排出量は急激に増加していることがわかります。

日本の温室効果ガス排出量の推移
日本国温室効果ガスインベントリより

図 日本の温室効果ガス排出量の推移(百万tCO2e)
Emission1.png出典:「日本の温室効果ガス排出量データ(1990〜2006年度)、温室効果ガスインベントリオフィス、http://www-gio.nies.go.jp/aboutghg/nir/nir-j.html」よりClimate Consulting, LLCが作成

日本の温室効果ガス排出量は、2006年に二酸化炭素換算で1,340.1百万tに達しています。近年はほぼ横ばいの状況にありますが、京都議定書の基準年である1990年に比べると増加しています。1990年の排出量は1,261.3百万tであるため、既に6.2%増加しています。京都議定書での日本の排出目標は1990年排出量の-6%のため、現状では12.2%削減しなければならないことになります。

日本の消費部門別の二酸化炭素排出量の推移
日本国温室効果ガスインベントリより

図 日本の消費部門別の二酸化炭素排出量の推移(百万tCO2e)
Emission2.png出典:「日本の温室効果ガス排出量データ(1990〜2006年度)、温室効果ガスインベントリオフィス、http://www-gio.nies.go.jp/aboutghg/nir/nir-j.html」よりClimate Consulting, LLCが作成

消費部門(産業、運輸、業務、家庭)のそれぞれの二酸化炭素排出量の推移です。
2006年の排出量が京都議定書の基準年(1990年)よりも少なくなっているのは産業部門だけです。それ以外の部門ではいずれも基準年を上回っており、特に業務その他部門では著しい状況です。運輸部門は上回っているものの、若干減少しつつあります。

家庭からの二酸化炭素排出量
日本国温室効果ガスインベントリより

図 日本の家庭部門の1世帯あたりの用途別二酸化炭素排出量
名称未設定.png出典:「日本の温室効果ガス排出量データ(1990〜2006年度)、温室効果ガスインベントリオフィス、http://www-gio.nies.go.jp/aboutghg/nir/nir-j.html」よりClimate Consulting, LLCが作成

2006年度の家庭1世帯あたりの二酸化炭素排出量は、約5,277kgと計算されています。
用途別で最も割合が大きいのは自動車で約30%を占めています。続いて動力他の約30%、給湯14.3%、暖房11.9%などとなっています。
これらは地域によって大きくことなる可能性がありますが、地域による差をみるためには、さらに細かい分析をする必要があります。

温室効果ガス濃度



ハワイ・マウナロアの二酸化炭素濃度の推移

トップページおよび上図は、ハワイのマウナロア山での大気中二酸化炭素濃度の変化です。
今から約50年前の1958年3月に、チャールズ・D・キーリング博士らによって世界ではじめて二酸化炭素の連続測定が開始されました。この観測結果から、キーリング博士らは、大気中の二酸化炭素濃度が美しい季節変動をし、さらに毎年少しづつではあるが確実に増加していることを明らかにしたのです。
大都市などの影響の極めて少ないハワイのマウナロア山で二酸化炭素が現実に毎年増加していることから、この結果は化石燃料の大量消費による二酸化炭素の増加が現実のものとなっていると世界中から大きな関心を呼びました。

世界の主要な地点の月別二酸化炭素濃度の推移
NOAA(アメリカ海洋大気圏局)による観測結果

co2_mm_obs.png出典:National Oceanic and Atmospheric Administration (NOAA) Earth System Research Laboratory (ESRL) Global Monitoring Division (GMD) http://www.esrl.noaa.gov/gmd/dv/ftpdata.html
NOAAが常時観測をしているバロー(アラスカ)、マウナロア(ハワイ)、サモア、南極点の4地点の大気中二酸化炭素濃度の推移です。
いずれの地点でも二酸化炭素の濃度は年々増加しています。
細かくみると 、バローやマウナロアでは1年のあいだに濃度が増減していることがわかります。これは植物が二酸化炭素を吸収し、放出するサイクルを示しています。北半球に位置するバローとマウナロアで増減の幅が大きいのは、植生で覆われている面積が北半球の方が大きいことなどが理由の一つです。逆にサモアや南極点では増減が小さくなっています。

二酸化炭素濃度の緯度別の推移
NOAA(アメリカ海洋大気圏局)作成

co2_surface_color.png出典:National Oceanic and Atmospheric Administration (NOAA) Earth System Research Laboratory (ESRL) Global Monitoring Division (GMD) http://www.esrl.noaa.gov/gmd/dv/ftpdata.html
大気中の二酸化炭素濃度が年々増加していく様子が3次元的に示されています。
どの緯度でも二酸化炭素濃度は1年の周期で増減を繰り返しながら、規則的に増加していることがわかります。
また、北半球、しかも高緯度ほど増減の幅が大きく、南半球ではその幅が小さくなっています。これは大気中の二酸化炭素濃度に影響をあたえる植生の面積が北半球と南半球とで異なることを示しています。

NOAAグループによる温室効果ガスの観測地点


ccggmap.png出典:National Oceanic and Atmospheric Administration (NOAA) Earth System Research Laboratory (ESRL) Global Monitoring Division (GMD) http://www.esrl.noaa.gov/gmd/dv/ftpdata.html
NOAA(アメリカ海洋大気圏局)では、世界各地で大気中の温室効果ガス濃度の観測を実施しています。これらの地点での観測結果から、上記のように二酸化炭素などの温室効果ガスの濃度がどのように増加しているかがあきらかにされています。

大気中の温室効果ガス濃度の観測

上記ではNOAAによる観測結果をご紹介しましたが、世界各国の機関で大気中の温室効果ガスの観測が実施されています。
以下にそのWeb siteの一例をご紹介します。

東北大学

http://tgr.geophys.tohoku.ac.jp/index.php?option=com_frontpage&Itemid=1

気象庁(日本)

http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/ghghp/info_ghg.html

国立環境研究所

http://db.cger.nies.go.jp/gem/top/moni/imagemap.html

世界気象機関 温室効果ガス世界資料センター

http://gaw.kishou.go.jp/wdcgg/jp/wdcgg_j.html

気温



世界の気温の変化
気象庁による算定結果

Temp_W.png

図 世界の年平均気温の変化
(1891年〜2007年)(単位℃ 各年の平均気温の平年値との差 平年値:1971〜2000年の30年平均値)
出典:気象庁データ(http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/index.html)より、Climate Consulting, LLCが作成

上図は、世界の年平均気温の変化です。1900年前後から徐々に増加する傾向にあり、100年間でおよそ0.67℃上昇しています。特に近年は気温が平年に比べて高い年が続いています。

なお、気象庁による世界の年平均気温の算出方法の詳細は以下をご参照ください。
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/clc_wld.html

日本の気温の変化
気象庁による算定結果

Temp_J.png
図 日本の年平均気温の変化
(単位:℃ 各年の平均気温の平年値との差 平年値:1971〜2000年の30年平均値)
出典:気象庁データ(http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/index.html)より、Climate Consulting, LLCが作成

日本の年平均気温は、世界と同様に1900年前半から徐々に増加する傾向にあり、100年間でおよそ1.1℃上昇しています。世界の気温上昇よりも高い割合で上昇しています。

なお、気象庁による日本の年平均気温の算出方法の詳細は以下をご参照ください。
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/clc_jpn.html

降水量



世界の降水量の変化
気象庁による算定結果

Prec_W.png

図 世界の年降水量の変化
(単位:% 各地点の年降水量の平年比(平年値に対する比)を領域平均した値 平年値:1971〜2000年の30年平均値)
出典:気象庁データ(http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/index.html)より、Climate Consulting, LLCが作成

上図は世界の年間降水量の変化(平年比)です。この図は、数値が100よりも大きいときに平年にくらべて降水量が多く、小さいときは少ないことを示しています。
世界の降水量は、短期的な増加や減少を繰り返しています。長期的な増加や減少傾向はみられません。

なお、気象庁による世界の年降水量平年比の算出方法の詳細は以下をご参照ください。
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/clc_wld_r.html

日本の降水量の変化
気象庁による算定結果

Prec_J.png

図 日本の年降水量の変化
(単位:% 国内51地点の年降水量の平年比(平年値に対する比)を領域平均した値 平年値:1971〜2000年の30年平均値)
出典:気象庁データ(http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/index.html)より、Climate Consulting, LLCが作成

日本の降水量も世界と同様に、短期的な増加や減少を繰り返しています。長期的で明確な増加や減少傾向はみられませんが、この30年くらいのあいだに降水量が平年より少ない年が以前よりも多く発生しているようにみられます。

なお、気象庁による日本の年降水量平年比の算出方法の詳細は以下をご参照ください。
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/clc_jpn_r.html